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「熱素」というものはかつて研究者や化学者の間で、ネツの源として存在が信じられていました。これをカロリック説といいます。この説はラムフォードらによって後に否定されました。ラムフォードが見出した矛盾は、大砲制作現場で金属を削り取る作業にいて、際限なくネツが発生する事についてでした。前述の説が正しいのであれば、摩擦によって発生するものはいつか停止するはずでした。その後の物理学ではエネルギーの移動形態とひとつとして考えられています。つまり物体間で仕事を通じて移動する以外のエネルギーの移動形態が「熱」の正体です。この事から、それの移動に関係するエネルギーの出入りを扱う物理学は「熱力学」と呼ばれています。この学問は必ず高温から低温の物体へと移動する性質があります。それに起因して移動したエネルギーの量を「熱量」といい、移動した際、外部に流失しなかったとすれば高温の物体が失ったものと低温の物体が得たものは等しくなります。これを「熱量保存の法則」といいます。ここでは加熱と冷却に関連する用語を解説していきます。
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