温度差を測定するセンサである熱電対は、高温領域や極低温領域でも用いられますが、種類ごとに特性が違うため使用目的によって選択します。貴金属の場合は素材自体の安定性は良いのですが、熱起電力が低いので低温から中高温付近の測定には向かず、金属の融解温度のような高温測定に使われます。卑金属熱電対はタイプにより特性が様々で、素材の価格が安いため、補償導線まで含めて同種金属が使用可能ですが、素材の安定性は貴金属に比べて低いので、酸化・還元等の影響に配慮しなければいけません。測温部分は温度の計測要求に応じて接触型および非接触型で用いります。細いものを保護するために「熱電対保護管」を用いることもあり、これには銅、チタン、ハステロイ、ステンレス、カンタル、インコネルなどの金属、高純度アルミナ、石英、窒化ケイ素、テフロン、硬質ガラス、ジルコニアなどの非金属が用いられます。

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